星空への招待2025 in 十五夜祭り(奇跡的に晴れた!)

 9月13日(土)、博物館と博物館友の会による共催で、安田八幡宮例祭の宵宮に合わせて開催しました。今年は天体望遠鏡による観測のほか、大型スクリーンに星の映像を上映したり、博物館事業で「オリジナルうちわ」の製作コーナーを設置したりと、新しい試みもありました。
 しかし当日は数日前からの天気予報通り、一日中厚い雲に覆われ、観測会は絶望的な状況でした。また宵宮の屋台も2軒と少なく、博物館前の道路もあまり人通りがありません(泣)
 開始予定時刻の午後8時前、博物館の玄関ホールで休みながら(そろそろ中止の決断をするか)と考えていたら、「廣田さん、星が出てきました!」との知らせが飛び込んできました。(まさか?)と思って外に出て空を見上げると、雲がところどころ切れて星がポツポツ見え始めました。それでも半信半疑で望遠鏡をセットして調整していると、もう一人の天文部員が「土星が出てる」と指を指します。(ホントだ!)
 そこからの約1時間、本当にその時間帯だけ晴れ間が続き、約40名弱の方から可愛い土星の姿を観察してもらえました。たまにこんな幸運もあるんですね。来年は土星を観測できる時間帯がさらに1時間ほど遅くなり、今年がラストチャンスのつもりでしたので、天の神様に感謝です。

うちわ製作の講師は偶然にも
中学時代の同級生
駐輪場ではナイトシアター
串団子のような土星をみんなで観測