星空への招待2023 初開催

2023年の展望

 今年度は、5月~8月の気候の良い時期の夜前半(日没~20時頃)に、土星や木星などの惑星を観ることができません。安田ショッピングセンター・ウインデイは、20時の閉館とともに人出は無くなりますので、今年の観測場所には不向きです。
 そこで今年は、五頭連峰少年自然の家で合宿やキャンプを行っている生徒・児童の皆さんを対象に観測会を行うことにしました。
 また、広く一般の方を対象にした観測会を、安田八幡宮例祭に合わせて開催する予定です。9月16日(土)の宵宮に博物館駐車場で行います。(予備日17日)
 観測対象は土星です。当日は博物館の≪ナイトミュージアム≫が開催されるので、皆さんお楽しみに!
 なお、今年の土星は地球に対して環が水平に近いため、リングというよりは団子に串を刺したような感じです。2025年には、一時的に環が見えなくなります。

観測会を初開催

 そして8月5日(土)、五頭連峰少年自然の家にて、『星空への招待2023』を初開催しました。対象は、阿賀野市総合型クラブ・スポアが主催した≪夏のあそび虫スポーツキャンプ≫に参加した小学3~6年生、約65名とスタッフの皆さん。

手前の大きい背中は、天文部スタッフの相馬さん


 山の上から土星が姿を見せると予想した午後9時30分。ほぼ計算通りに土星が上がってきました。消灯時間は9時30分なのですが、主催者の計らいにより、10時くらいまで観測会を行いました。
「すごい。図鑑みあたい」「本当にリングが見える」「え? マジで可愛くね?」等々、初めて見る土星の可憐な姿に感動の声が上がりました。
 スタッフの皆さんも、写真撮影にチャレンジしたり、最後まで何度も繰り返し望遠鏡を覗いたりして、宇宙の神秘を堪能しました。

天文部:廣田